
こんにちは、開発チーム主任の大川です。
2025年7月17日(木)に開催された Akamai World Tour 2025 Tokyo のランチイベントにて登壇いたしました。
今回はエンジニア人生初の登壇でしたので、緊張しながらもチームメンバーの力を借りて資料の準備や練習を重ね、登壇後には参加者の皆様と貴重な意見交換をすることができました。
非常に有意義な経験を積ませていただいたと感じています。
- 関連サービス
- 動画配信サービス 設計/構築(ホスティング)
- システム開発・構築
登壇内容について
本登壇では以下のタイトルでお話しさせていただきました。
「動画配信歴30年の事業者がBitmovinを選んだ理由をお話します」
詳細は割愛いたしますが、主に以下3つの内容をメインにお話しいたしました。
- なぜ導入したのか
- なにがありがたいのか
- どこが導入時に大変だったか
当日利用したスライドは以下となります。
今回のランチイベントには放送系やストリーミング配信系の企業様が多数参加されており、登壇後のコミュニケーションでは、エンコーディング品質やコンテンツ保護などの様々な課題を抱えているといったお話をいただきました。
「Bitmovinで解決できるかもしれない・ヒントが見えた」とお声をいただけたことが何より嬉しく思いました。弊社プロダクトではありませんが(笑)
メインイベント:Akamai World Tour 2025 Tokyoについて
Akamaiといえば、コンテンツ配信網(CDN)が非常に有名ですが、実は現在は「セキュリティ」部門の売上の方がかなり伸びています。
もちろん弊社でもAkamaiセキュリティプロダクトを利用させていただいていますが、Akamaiでは大量の通信トラフィックを常に解析しており、それらをバックボーンとしたセキュリティプロダクトは大きな強みとなっています。
最近発信されている情報を見てもセキュリティにウェイトを置いているように見受けられます。 今回もテーマはほぼ全ての講演が「セキュリティ」に関するものでした。
講演の内容は以下のAkamai公式サイトに記載されています。
https//www.event-site.info/akamaiworldtourtokyo2025/
私も業務上セキュリティに携わっているため、マイクロセグメンテーションやAI・APIセキュリティといった各社の皆様がお話いただく内容に深く共感しながら、薄く恐怖も感じておりました(笑)
APIセキュリティにおいては、需要が増えている理由として、開発スピードの高速化が求められている反面、複数サービスにおける大量のAPI管理が後回しになっている状況があるといったお話がありました。
近年では利用するサービスにおいてAPIで大抵の操作が可能ですが、これらの管理・棚卸しの段階で二の足を踏んでいると、その間に攻撃をされてしまう可能性があります。 そのため、まずは全体を保護するソリューションで対応するといったお話は印象深いものでした。
また、各社様のお話の中で最も聞いていてワクワクしたのは、日本ハッカー協会の杉浦様の講演でした。
こちらは企業のセキュリティツールというよりは、DDoS等を請け負っている団体(クラッカー)の素性を突き止める方法のお話でしたが、ドラマティックな内容が良い意味で本イベントの清涼剤になっていたと感じます。
最後に
今回はご縁と機会をいただいたことについて、関係者の方に厚く感謝申し上げます。
弊社ではAkamai製品を用いたシステム開発、Bitmovin Player/Analyticsを用いたLive/VODシステムの構築を承っております。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
また、弊社の強みはライブ配信の現場からシステムまでをワンストップで対応できることです。 プロダクト等はよくわからないが「○○というのを実現したい!」といったざっくりベースでのご相談も受け付けております。
おまけ
Akamaiはユニクロから「PEACE FOR ALL」というプロジェクトでTシャツをリリースしており、今回はその第二弾となります(私が登壇時に着ていた黒いTシャツが第一弾のものです)。 大変うれしいことにイベント参加者はこのTシャツをいただくことができました!
https://www.uniqlo.com/jp/ja/products/E480814-000/00?colorDisplayCode=30&sizeDisplayCode=004
今回は前面に実行ボタン、背面にBashコマンドがプリントされており、イベント冒頭でも日隈社長が「実行するとなにか起きるかもしれない」と仰っていたことが印象的だったので、実行してみました。
TシャツをiPhoneのOCR機能を用いて読み取りました。
#!/bin/bash
eval "$(base64 -d <<< 'IyEvYmluL2Jhc2gKCiMgQ29uZ3JhdHVsYXRpb25zISBZb3UgZm91bmQgdGhlIGVhc3RlciBlZ2chIOKdpO+4jwojIOOBiOOCgeOBp+OBqOOBhuOBlOOBluOBhOOBvuOBme+8gemaoOOBleOCjOOBn+OCteODl+ODqeOCpOOCuuOCkuimi+OBpOOBkeOBvuOBl+OBn++8geKdpO+4jwoKIyBEZWZpbmUgdGhlIHRleHQgdG8gYW5paWF0ZQp0ZXh0PSLimaVQRUFDReKZpUZPUuKZpUFMTOKZpVBFQUNF4pmlRk9S4pmlQUxM4pmlUEVBQ0XimaVGT1LimaVBTEzimaUiCgojIEdldCB0ZXJtaW5hbCBkaW1lbnNpb25zCmNvbHM9JCh0cHV0IGNvbHMpCmxpbmVzPSQodHB1dCBsaW5lcykKCiMgQ2FsY3VsYXRlIHRoZSBsZW5ndGggb2YgdGhlIHRleHQKdGV4dF9sZW5ndGg9JHsjdGV4dH0KCiMgSGlkZSB0aGUgY3Vyc29yCnRwdXQgY2l2aXMKCiMgVHJhcCBDVFJMK0MgdG8gc2hvdyB0aGUgY3Vyc29yIGJlZm9yZSBleGl0aW5nCnRyYXAgInRwdXQgY25vcm07IGV4aXQiIFNJR0lOVAoKIyBTZXQgZnJlcWVlbmN5IHNjYWxpbmcgZmFjdG9yCmZyZXE9MC4yCgojIEluZmluaXRlIGxvb3AgZm9yIGNvbnRpbmVvdXMgYW5paWF0aW9uCmZvciAoKCB0PTA7IDsgdCs9MSApKTsgZG8KICAgICMgRXh0cmFjdCBvbmUgY2hhcmFjdGVyIGF0IGEgdGltZQogICAgY2hhcj0iJHt0ZXh0OnQgJSB0ZXh0X2xlbmd0aDoxfSIKCiAgICAjIENhbGN1bGF0ZSB0aGUgYW5nbGUgaW4gcmFkaWFucwogICAgYW5nbGU9JChlY2hvICIoJHQpICogJGZyZXEiIHwgYmMgLWwpCgogICAgIyBDYWxjdWxhdGUgdGhlIHNpbmUgb2YgdGhlIGFuZ2xlCiAgICBzaW5lX3ZhbHVlPSQoZWNobyAicygkYW5nbGUpIiB8IGJjIC1sKQoKICAgICMgQ2FsY3VsYXRlIHggcG9zaXRpb24gdXNpbmcgdGhlIHNpbmUgdmFsdWUKICAgIHg9JChlY2hvICIoJGNvbHMgLyAyKSArICgkY29scyAvIDQpICogJHNpbmVfdmFsdWUiIHwgYmMgLWwpCiAgICB4PSQocHJpbnRmICIlLjBmIiAiJHgiKQoKICAgICMgRW5zdXJlIHggaXMgd2l0aGluIHRlcm1pbmFsIGJvdW5kcwogICAgaWYgKCggeCA8IDAgKSk7IHRoZW4geD0wOyBmaQogICAgaWYgKCggeCA+PSBjb2xzICkpOyB0aGVuIHg9JCgoY29scyAtIDEpKTsgZmkKCiAgICAjIENhbGN1bGF0ZSBjb2xvciBncmFkaWVudCBiZXR3ZWVuIDEyIChjeWFuKSBhbmQgMjA4IChvcmFuZ2UpCiAgICBjb2xvcl9zdGFydD0xMgogICAgY29sb3JfZW5kPTIwOAogICAgY29sb3JfcmFuZ2U9JCgoY29sb3JfZW5kIC0gY29sb3Jfc3RhcnQpKQogICAgY29sb3I9JCgoY29sb3Jfc3RhcnQgKyAoY29sb3JfcmFuZ2UgKiB0IC8gbGluZXMpICUgY29sb3JfcmFuZ2UpKQoKICAgICMgUHJpbnQgdGhlIGNoYXJhY3RlciB3aXRoIDI1Ni1jb2xvciBzdXBwb3J0CiAgICBlY2hvIC1uZSAiXDAzM1szODs1OyR7Y29sb3J9bSIkKHRwdXQgY3VwICR0ICR4KSIkY2hhclwwMzNbMG0iCgogICAgIyBMaW5lIGZlZWQgdG8gbW92ZSBkb3dud2FyZAogICAgZWNobyAiIgpkb25l ')"
結果
プロジェクト名である「PEACE FOR ALL」という文字列とハートマークがカラフルに延々と流れ続けるものでした。
「世界の平和を願ってアクションする」というプロジェクトとのことですので、永続的にそのアクションが続くようにとこのような形式になっているのでしょう。私ではコマンドを見ただけではわかりませんでしたが、このような凝った内容に驚くばかりです。

bashの実行結果
改めて、登壇からイベント参加まで、本当に良い経験になりました。関係者の皆様、ありがとうございました!
以上となります。
