
デジコン初の社内イベント!低遅延サービス「Live-Connect®」を使って、社員の家族向け職場体験会を開催しました。
前編では、企画のきっかけから当日準備まで、イベントの様子をレポートします。
1. 職場体験会開催のきっかけ
きっかけは社長と子供たちの交流企画から
当初、広報Tの小学生の子供がマインクラフト(ニンテンドーSwitch版)好きであり、Java版を制覇していた山本社長と学校の夏休み期間中に対決を熱望していました。でもそれだけの為に社長の時間を割くのはずうずうしいのでは?もしかしたら他の社員のお子さんも親が働いている所を見てみたいのでは?という疑問が湧きました。
社員にヒアリングした所、「せっかくの夏休みなので座学でなくライブ配信している所を子供や家族に是非見せたい」という意見が出ました。そこで子供達は「演者」、家族や親族は「視聴者」としてライブ配信を一緒に体験できる企画を考えよう!と話は進んでいきました。
2. イベントの目的と参加者の決定
まずは目的や参加者を募って調整していきます。
イベントのルールを決める
業務ではほぼ毎日ライブ配信を行っているデジコンですが、いざ自分自身や我が子を配信、となるとどのような内容を配信したらいいか悩み始めました。初めての社内イベントのため、あまりハードルは上げず、次のようにルールを決めました。
- 参加者も社員スタッフも皆が楽しめる内容にする
- 本番当日は子供が主役。子供ファーストで進める
- 午前はライブ配信。午後はご飯やおやつ、レクチャータイムにする

おおまかなルールを決めておく事で、社員皆の意識が統一されるようになりました。
イベントのゴールを決める
ライブ配信は配信自体がゴールではなく、その先に生まれる成果が大事です。イベントが成功したら、具体的にどのような成果に繋がるか、話し合いました。
今回使用する低遅延サービス「Live-Connect®」は、約1秒という低遅延でのライブ配信を実現するサービスです。一般的なインターネット配信の約30秒、テレビ放送の約2秒の遅延と比べ、視聴者とイベント関係者間のリアルタイムなコミュニケーションが可能となります。
- Live-Connect® で配信する事で、視聴者側の家族・遠方の親族にも遅延なく職場の様子を見てもらえる
- 主に若手スタッフが配信業務を担当する事でOJTに繋がる
- 様々な世代のお客様を想定した顧客対応の練習になる
- 新卒、中途採用者向けの就活コンテンツを作る事ができる
- イベント実施を報告する事でデジコンをより多くの企業様に知ってもらえる
具合的にイベント実施後のゴールを決め、その目標に向けて社員が一丸となり準備を進めていく事となりました。
参加者を募集
社員の子供達は赤ちゃんから成人まで、年齢層も様々です。そこで今回は次のように条件を決め、参加してくれる家族を募集しました。
- 親(社員)と一緒に会社まで来る事ができる
- ダンスや歌など、配信する内容は自由に決める事ができる
- 親(社員)が使用する画像・映像・音源を用意する
この条件で、下は1歳から上は小学生までの子供達を含む家族がイベントに参加する事となりました。
社内イベント本番日の調整
世間の夏休み期間とはいえ、ほぼ毎日ライブ配信を行っているデジコンでは、季節関係なくライブ配信現場対応やアーカイブ編集、中継、配信スタジオ作業などの日常業務を行っています。参加する家族の希望日程、イベントを担当するスタッフ社員の日程調整をするのが実は一番大変で大事な局面です。全員の都合をしっかりヒアリングし、ついにイベント本番日が決まりました。
3. 配信内容の計画とリハーサル
メンバーや社内イベント日程が決まったら、次に具体的な配信内容を決めて準備していきます。
配信内容を考える
通常、企業様のライブ配信を実施する際は、小規模のイベントでも1ヶ月前位から本番に向けて準備を行います。今回は社内イベントである事、また業務の合間に見つけた実施可能日を優先してイベントデーを決めた為、本番までそれほど日程の余裕がありませんでした。参加家族はどのような内容を配信するか、各自で考えました。
- お気に入りの曲をかけダンス(クロマキーでダンス映像を流す)
- インタビュー形式で自己紹介(パワポでプレゼン)
- 推し活(推しの歌を歌う)
- 親と一緒に自由行動(1歳なので好きな動きをする)


※今回はデジコン社員、その家族・親族限定向けに配信するため、著作権のある映像・音楽を使用可としました。後日SNS用に投稿した動画には映像にモザイクや音声差し替え処理を行っています。
段取り決め
企業様のライブ配信を行う際、本番スタート前に「フタ絵」と呼ばれる映像(または静止画)を流す事が一般的です。「フタ絵」を流す事でイベント名や開始時刻を視聴者にお知らせします。また、配信終了後にも「フタ絵」を流す事で、配信が終了した事をお知らせします。通常はこの「フタ絵」から「フタ絵」までを視聴者は見る事ができますが、配信前のリハーサルや準備の模様は視聴できません。
今回は社内イベントのため、本番前のリハーサルやスタッフ社員が配信準備をしている風景も視聴できるようにしました(社内では「流しっぱ」と呼んでいます)。
おおまかに次のような段取りを組み、本番に備えます。
- 10時から1家族ずつ30分間ライブ配信(計4組)
- 基本は流しっぱ。リハを経てフタ絵スタート、フタ絵クローズ。撤収作業も流しっぱ
- 本番終了後、持ち時間に余裕があれば機材使用体験OK
- 配信終了後、家族毎に本社へ戻る
- お昼は社長を囲んで唐揚げ弁当(子供が好きなおかずをチョイス)
- 午後は子供優先でレクチャー、社有車見学など自由行動優先
前日リハーサル
社内イベント本番当日に担当するスタッフ社員と広報Tがリハに参加、全出演者の通し稽古想定リハーサルを行いました。
配信スタッフは演者の動き、カメラ位置、角度、照明、音声、マイク、映像、映像スイッチング、クロマキー合成、リアクションツールを使用したコメントコミュニケーションは問題ないか、不具合はないか丁寧にテストを繰り返し確認しました。

リハーサルではライティングも確認
ここまでタイトなスケジュールの中、社内イベントはついに本番当日!続きは 【後編】へ。
