
企業と株主様をつなぐ重要な機会である株主総会。多くの企業様が株主総会の運営において、さまざまな課題に直面されているのではないでしょうか。
- 「会場の収容人数に限りあり、全ての株主様をお迎えできない」
- 「遠方にお住まいの株主様が参加できず、参加率が伸び悩んでいる」
- 「海外投資家の増加に伴い、国内開催だけでは対応しきれない」
- 「有事の際の代替手段を確保しておきたい」
こうした課題を解決する手段として、従来の会場開催とインターネットライブ配信を組み合わせた「ハイブリッド型株主総会」という開催方法があります。リアルな会場での開催とオンライン参加の両方を提供することで、より多くの株主様との対話が可能になり、企業価値向上につながる重要な取り組みとなっています。
ハイブリッド型株主総会のメリット
株主様の参加機会を最大化
ハイブリッド型株主総会の最大の魅力は、遠方にお住まいの株主様や多忙なスケジュールの中で会場への来場が難しい株主様でも、インターネット環境さえあれば参加できることです。地理的・時間的制約を超えて、より多くの株主様に総会の模様をお届けできます。
会場規模の制約を解消
小規模な会場しか確保できない場合でも、ライブ配信を併用することで実質的な収容人数の制限がなくなります。会場の大小に関わらず、全ての株主様に総会の内容を届けることが可能になります。
参加率の向上
ライブ配信の導入により、従来は参加を見送っていた株主様の参加率向上が期待できます。特に海外投資家や遠隔地の株主様にとって、移動時間やコストの負担なく参加できる環境は大きなメリットとなります。
導入事例の増加
東京証券取引所の2023年4月24日発表の 「2023年3月期決算会社の定時株主総会の動向について」 によると、バーチャル総会の開催を予定している会社は全体の18.8%となっており、前年(18.7%)とほぼ同水準となっています。
内訳を見ると、バーチャル総会を開催予定の企業の大多数がハイブリッド参加型(17.5%、334社)を選択しており、ハイブリッド出席型(0.8%、15社)やバーチャルオンリー型(0.6%、11社)は比較的少数にとどまっています。
このように、多くの企業が株主とのコミュニケーション強化のためにバーチャル株主総会、特にハイブリッド参加型を積極的に取り入れている傾向が見られます。
(出典:東京証券取引所「2023年3月期決算会社の定時株主総会の動向について」2023年4月24日)
実施形態の選択肢
ハイブリッド型株主総会には、主に以下の2つの形態があります。
- 参加型:ライブ配信を視聴するのみで、議決権行使や質問は事前に行う必要があります。遠方株主の参加機会拡大や、株主総会の透明性向上などのメリットがあります。
- 出席型:ライブ配信視聴者も正式な出席と認められ、総会中の質疑や議決権行使が可能です。より双方向性の高いコミュニケーションが実現できます。
当社のハイブリッド型株主総会支援サービス「Showcase®」
当社の ライブ配信サービス「Showcase®」 は、株主総会のオンライン化をスムーズに実現するための最適なソリューションです。多くの企業様の株主総会でご利用いただいており、安心・安全な株主総会の運営をサポートしています。
Showcase®の特長
- 高度なセキュリティ対策:一意のID・PASSを用いた認証や、お持ちの会員情報と連携可能な認証を提供し、株主限定の安全な視聴環境を実現します。
- 高品質なライブ配信:世界最大の超分散型CDNのAkamaiを使用し、エンコーダー・配信サーバーの完全冗長化により、安定した配信環境でクリアな映像と音声をお届けします。
- 双方向コミュニケーション:株主や社内外を問わず視聴者から質問を受け付けたり、配信内容のフィードバックをリアルタイムで取得可能です。
- 柔軟なカスタマイズ:視聴Player、資料ダウンロード、質問・アンケートフォーム設置など、企業様のニーズに合わせた最適な配信環境を構築します。
Showcase®の基本パッケージ(378,000円〜)
- テクニカルディレクター&エンコードスタッフによる安心サポート
- イベント会場の現地調査
- 視聴人数1000人、LIVEイベント4時間までの対応
- 通信の暗号化による配信データの保護
- 当日のリアルタイムなアクセス数や、イベント後の詳細なレポート提出
- ライブ配信映像の収録と後日提供
ご要望に応じて、カメラ撮影やスイッチング、多言語対応、アーカイブ配信など様々なオプションもご用意しています。
まとめ
ハイブリッド型株主総会の導入は、単に遠方の株主様への配慮だけでなく、企業の透明性向上や株主エンゲージメント強化にもつながります。会場の規模に関わらず、全ての株主様に平等に情報を届け、企業と株主様との対話を深める重要な取り組みです。
当社の ライブ配信サービス「Showcase®」 を活用することで、セキュリティ面での不安を解消し、スムーズな株主総会の運営が可能になります。株主総会は企業にとって重要なコミュニケーションの場。ライブ配信を取り入れたハイブリッド開催で、より多くの株主様との対話を実現し、企業価値の向上につなげていきませんか?
