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誰でも始められる法人向けライブ配信『ぱぱっtoライブ!一夜城』の開発秘話

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誰でも始められる法人向けライブ配信『ぱぱっtoライブ!一夜城』の開発秘話

この度デジコンではライブ配信の新しいサービス「ぱぱっtoライブ!一夜城」(以下一夜城)をリリースし、新たなライブソリューションの提案を行っております。
そこで今回は、一夜城のプロジェクトマネージャーを務めた、営業部の渡辺に開発秘話を聞きました。

関連サービス
ぱぱっtoライブ!一夜城

1. 開発に至った経緯を教えてください

私の所属する営業部では、日々発展していくライブ配信の世界でデジコンがどのような価値提供を行えるのか、という視点で新たなサービスの「種」になるような情報を探っておりました。

その一環として、お客様のもとへ訪問をさせていただく時には「なにかお困りごとはありませんか?」と伺っていたのですが、複数のお客様から、弊社や他社様に関わらず動画配信プラットフォームサービス全体について意見をいただけまして、簡単に言いますと

「機能が多すぎて使いにくい」
「シンプルなほうが嬉しい」

というものだったんです。
そこから一夜城のサービスイメージの着想に繋がりました。

自身の経験を踏まえて

実は私は前職でYouTubeで投稿・配信をしていた経験があるのですが、自分でライブ配信の準備を行っていく中でストレスを感じていたことがありました。

ライブ配信は今の情報社会において必須級の取り組みだと思うのですが、一方でライブ配信のための知識というのはとっつきにくいという現状があります。

私自身も、「ライブ配信を行わなければいけない」となったタイミングで初めてRTMPなどの専門用語や配信に必要な技術的な知識を取得しましたし、最初はうまくいかなくて頭を悩ませたりもしました。

なのでお客さんからその話を聞いたときに、「機能が多くて複雑」というのはかみ砕くと、実はこういう事なんじゃないかって思ったんです。

「色々な機能があって嬉しい」という以前の、動画配信をする上での知識取得のハードルが高いがゆえに、実際に使用するユーザー側は色々な機能があっても、使いこなすのには時間がかかります。
そして、企業でライブ配信を実施することになった担当者さんのほとんどは、その多くの機能は必要ないのが実際のところです。

そんな担当者さんの視点に立つと、色々調べたうえで必要なアプリケーションを取得し、やっとの思いで準備ができたぞ!と思いながらライブ配信用のプラットフォームを開くと、様々な機能がUI上に所狭しと表示され「遅延は入れる?」「画質はどうする?」と質問攻めにあったような感覚になるんだと思います。
そしてそのもやもやが「機能が多くて使いにくい」という言葉に変換されているのではないかと、自身の経験から予想したんです。

そのため、一夜城は知識が少ない人も配信できる事を目標に設定しました。

具体的には

  • 専門用語を極力使用しない
  • マニュアルを見なくても操作できる
  • 本当に必要な機能に絞る

これが一夜城の「基本はシンプル」というコンセプトです。

サブスクリプション型のサービス

「シンプルで使いやすい」というサービスの性質を生かすためには、単発で使用していただくツールではなく月額制のサービスであるほうがいいと考えました。
理由は簡単で、いくらシンプルとはいえ最低限の用語とアプリケーションは使用していただくことになりますので、一回きりだと結局は調べものが多く必要になってしまうからです。
逆に何回も使ってもらえれば、一夜城の手軽さというのはかなり実感してもらえるかと思います。

そしてこれはたまたまですが、弊社の既存のお客様は単発イベントでのご依頼が多かったので、定期的に配信するニーズをもつ企業様へ向けて新たにサービスを提供できたり、既存のお客様にもよりよいサービス提供ができる可能性があります。

そういった意味で、弊社はもちろん、既に弊社とお取引をいただいている企業の皆様にとっても、可能性を広げられるツールであることを目標に一夜城の開発はスタートしました。

2. プロジェクトの立ち上げはどのように進みましたか?

企画提案から開発開始までの道のり

企画提案は社内でスムーズに出来たと思います。社内の体制は思いついたアイデアを言えるため、困難と思った事はありませんでした。

最初は営業部長に相談し、現状の社内においてサービス的に足りない部分(サブスク、プラットフォーム)を補う事で新たな顧客創出に繋がるのでは、という意図が評価されたと思います。

「一夜城」という名前に込めた想い

実は、弊社の既存サービスの名称は英単語で構成されておりまして、一夜城というサービス名は弊社の中ではかなり異質です。
でもそれは意図した部分もありまして、実際に「一夜城」という名称を思いついたときの一連の流れは、かなり印象に残っています。

サービス名称を検討していたとき、他社さんのプラットフォーム名なども調べたんです。
そして、やっぱり英語やカタカナが多かった。デジコンの既存サービスと同じ状況でした。

それに対して和名の方が目立つのではないかと考え、和名のアイディアを営業部全体で出し合ってみたんです。
その中で一夜城というのが出てて「パッと建てて(サイトを建てるなど)」という意味が「城を建てる」に繋がりました。
夜のうちに建てあがり、敵を攻め落としたという逸話の瞬発性もいいなと思いますし、英語より日本語の方が日本人にはスッと入ってくる、お手頃、という感覚がマッチすると感じていましたので「これでいこう!」と一部メンバーで盛り上がったのを覚えています。

社内のサービス名コンペでも高評価を得て、めでたく「ぱぱっtoライブ!一夜城」というサービス名に決定しました。

一夜城ロゴ

サービス名が決定し、ロゴも制作しました。

3. 開発時のことを教えてください

アジャイル開発での挑戦

私はプロジェクトリーダーですがプログラミング側の人間ではないので、技術メンバーにサポート兼開発進行のハンドリングをお願いしました。
私はサービスコンセプトや知識が少ないユーザ目線を重点に、開発段階でコンセプトがブレないようにチェックしていくという役割です。

開発中の難しかったこと

「シンプル」や「使いやすさ」は使う人によって感じ方は違うもの。コンセプトを実際の機能としてどう表現するのか、という所が一番議論しました。

メンバーと議論していくことで新たな見識を受けたことも多かったです。

技術的な制約で諦めたものもありますし、逆に自分が思いつかなかったアイディアを出してもらえたこともありましたので、それなりにハードルはありましたが、今はかなりまとまったなと思えてます。

開発エピソードを語る、プロジェクトリーダー

開発エピソードを語る、プロジェクトリーダー

社内検証で見えてきたもの

一夜城のコンセプトが本当に実現できているかの確認のため「マニュアルすら読まずにライブ配信を実施できるか」を社内で検証したことがあります。
プロジェクトメンバー以外に協力を求めて、普段はあまり配信業務に関わっていない人たちに触ってもらいましたが、半数が説明ゼロでライブ配信をできたため、かなり簡単なシステムになっていると実感できました。
そのタイミングで初めて「コンセプトが実現できている」と手応えを感じられたので、ホッとしたのを覚えています。

4. 簡易配信サービス「ぱぱっtoライブ!一夜城」の特徴とは?

他社サービスと何が違うのか

私たちが開発した「一夜城」の最大の特徴は「クローズド配信」への対応です。
デジコンは長年培ってきたクローズド配信の技術とノウハウを活かし、見せたい人だけに確実に届けるという、配信の安全性と確実性を担保しています。

機能 一夜城 他社サービス
操作性 ⚪︎ 直感的な操作が可能 × 専門知識が必要
クローズド配信 ⚪︎ 標準対応 △ 一部未対応
価格 ⚪︎ 月額制でリーズナブル △ 比較的高価

こんな方におすすめです

一夜城は、以下のようなニーズをお持ちの方に最適だと考えています。

  • 教育・研修:Eラーニングのスモールスタート、学習塾のオンライン授業、各種セミナー
  • 組織内配信:社内向け定期配信、会員向けコンテンツ、説法・講話
  • イベント配信:少ない予算での配信実施、現場からのライブ中継
ぱぱっtoライブ!一夜城

5. 最後にメッセージをお願いします

今後の展望

色々な企業、顧客に触って使用して頂き、デモでよいので使用して頂きたいです。
その中で発生した意見を聞き、「簡単でシンプル」を忘れずにその方向性を最大限に伸ばせるようにしていきたいと思います。

プロジェクトマネージャーからのメッセージ

ここまでお読み頂きありがとうございます。一夜城はまだ生まれたばかりのサービスのため、これからも積極的なアップデートをしていく予定です。
ご興味あればデモでも構いませんので、お声がけください。

デジコンロゴ

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