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動画配信システムの総コスト比較:YouTubeと専用プラットフォームの長期運用コストを解説

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動画配信システムの総コスト比較:YouTubeと専用プラットフォームの長期運用コストを解説

動画配信システムの選択で悩む企業様に向けて。
YouTubeと専用プラットフォームのコストを比較し、セキュリティリスクや長期運用の観点から最適な選択を解説します。

関連サービス
システム開発・構築
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アーカイブ配信 「flumo」
ライブ配信サービス「Showcase®」

はじめに:企業における動画配信システムの選択

企業における動画活用の重要性が高まる中、動画配信システムの選択は重要な経営判断の一つとなっています。
多くの企業が初期費用や月額費用が不要なYouTubeの利用を検討しますが、長期的な運用を見据えた際の実質的なコストやリスクについて、詳しく理解しておく必要があります。

表面的なコストと実態

一般的に、システム導入時のコスト比較は以下のようになります。

コスト項目 YouTube 専用プラットフォーム
初期費用 なし 必要
運用費用 なし 必要

しかし、これは表面的なコストの比較に過ぎません。
YouTubeは簡単に始められ、アカウント登録だけですぐに利用できる手軽さが特徴です。
ただし、実際の運用では、特にセキュリティ面で熟考を重ねる必要があります。

YouTubeの隠れたビジネスリスク

セキュリティ面のリスク

企業にとって最も重要な検討事項の一つが、セキュリティ面でのリスク管理です。
以下に挙げたのが、実際によく直面するリスクの例です。

  • 限定公開設定でもURLさえ知っていれば誰でも視聴可能
  • URLの共有や転送による意図しない情報拡散のリスク
  • アクセス権限の細かな制御が困難(社内の部署別アクセス制限など)
  • コンテンツの不正ダウンロードリスク

ブランド価値への影響

  • 広告表示による企業イメージへの影響
  • 関連動画表示によるコンテンツ管理の難しさ
  • プラットフォーム依存によるブランディングの制限

専用プラットフォームの価値

高度なセキュリティ対策

企業のコンテンツを確実に保護することは、ビジネスにおいて最も重要な要件の一つです。
専用プラットフォームでは、多層的なセキュリティ対策により、大切な企業資産である動画コンテンツを守ります。

情報流出が発生した場合、企業が負うリスクは想像以上に大きなものとなり、以下のような想定外のコストが発生する場合があります。

  • 1件あたりに損害賠償額が発生し、流出規模に合わせて賠償責任が増加
  • 調査費用、コンサルティング費用、広告費用など、追加の支出
  • 企業の信用失墜による長期的な損失

このような潜在的なリスクを考慮すると、専用プラットフォームの導入コストは、むしろ情報セキュリティ対策への「必要な投資」と捉えることができます。

主な対策例:

  • HLS暗号化配信による不正視聴防止

    動画コンテンツを暗号化して配信することで、第三者による不正な視聴や保存を防ぎます

  • ドメイン制限による視聴制御

    許可された環境からの視聴のみを可能にすることで、セキュアな視聴環境を実現します

ブランド価値の保護

専用プラットフォームは、企業のブランド価値を高める重要なツールとなります。

  • 広告非表示での配信

    競合他社の広告や不適切なコンテンツが表示されるリスクを完全に排除し、視聴に集中できる環境を提供します

  • 独自の視聴体験の提供

    研修、マーケティング、社内コミュニケーションなど、目的に応じた最適な視聴環境をデザインできます

このように、専用プラットフォームは単なる動画配信システムではなく、企業の情報資産を守り、ブランド価値を高める戦略的なツールとして機能します。
特に情報セキュリティの観点では、その導入コストは将来的なリスク対策として極めて合理的な投資となります。

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まとめ:システム選択のポイント

動画配信システムの選択は、初期費用や運用コストだけでなく、長期的な視点での判断が重要です。
特に企業における動画活用では、セキュリティリスクの管理やブランド価値の保護が重要な要素となります。

専用プラットフォームは、確かに初期費用と運用費用が必要となりますが、セキュアな配信環境の構築、効率的なコンテンツ管理、そして企業価値の保護という観点から、長期的には投資に見合う価値を提供します。

以下の比較表は、両システムの特徴を端的にまとめたものです。

比較項目 YouTube 専用プラットフォーム
初期費用 ◎なし △必要
運用費用 ◎なし △必要
セキュリティ ×
広告表示 ×
コンテンツの更新性
視聴環境のカスタマイズ
ブランド価値の保護

このように、それぞれのプラットフォームには特徴がありますが、企業での活用を考えた場合、セキュリティや運用面での考慮が重要となります。

動画配信システムは始めてしまうとなかなか乗り換えも難しいもの。 企業で展開する場合、失敗したくない場面も多いかと思います。
予算から言うとYouTubeでサクッと始めたら?というのはよくある話。けれども本当に良いのか?と悩まれることがあると思います。

よろしければデジコンにご相談いただけませんか?
専用プラットフォームのご提案だけでなく、長く動画配信を行なっているノウハウから運用面に関してもたくさん知見があります。
YouTubeと比較した場合、コスト面が気になるかと思いますが、スモールスタートのご提案もいたします。
ぜひ一度お話を聞かせてください。

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