
YouTubeだけじゃない!
有料ライブ配信の隠れた強み、安定性、広告制御からカスタマイズまで、ビジネス成功の鍵を徹底解説。
ライブ配信プラットフォームは、無料と有料で分かれる
昨今はYouTubeをはじめとしたライブ配信用のプラットフォームの拡大により、誰でも無料で簡単に配信を行えるようになりました。
一方で、そういった無料で配信を行えるプラットフォームではなく、有料のライブ配信プラットフォームを利用して配信を行っている方も多くいます。
それぞれにメリットとデメリットが
当然ながら、サービスとして存続している有料ライブ配信プラットフォームにはクライアントがいるわけですが、クライアントは無料と有料を天秤にかけて、有料を選択しているということになります。
実際に弊社も有料のライブ配信プラットフォーム提供をメイン事業としておりますが、お引き合いを頂いている企業様は皆様、弊社サービスだからこそのメリットのためにご利用を頂いており、その理由は様々なものが挙げられます。
そこで、今回は有料ライブ配信プラットフォーム提供事業者が考えるメリットをご紹介いたします。
安定した配信の実現
まず第一に挙げられるのは、配信の安定性です。
無料ライブ配信プラットフォームについても昨今は高い安定性がありますが、やはりメンテナンス等に伴う通信障害などは年に何度か発生しているかと思います。
大切な配信を行っている際に通信障害が発生してしまった...なんてことも、時には発生してしまうでしょう。
一方で有料ライブ配信プラットフォーマーの多くはクライアント様の利用スケジュールに合わせてメンテナンスやアップデート等を実施しますので、基本的にはそういった影響は起こりにくいです。
広告が挿入されない
次に挙げられるのは、広告の存在でしょう。
無料ライブ配信プラットフォームはほとんどのサービスが広告収入を前提にサービスが組まれています。
そのため例え広告収入を得る気がなかったとしても、プラットフォーマーの収益のために広告は自動的に挿入されてしまいます。
広告が入れば当然ながら視聴者からの満足度は低下しますので、その点もデメリットとは言えますが、真に危険なケースが別に潜んでいます。
これは実際にあった例なのですが、あるスポーツイベントの配信を無料ライブ配信プラットフォームで配信された事業者様がいらっしゃいました。
そのイベントにはスポーツに関連するような商品メーカー各社がスポンサーとして参加していたのですが、その中の1社の競合商品が無料プラットフォームの自動的な広告挿入で流れてしまったことがございました。
その後どうなったかはわかりませんが、当然スポンサーはお怒りになり、翌年からはスポンサーから外れてしまう事態に...なんてことも考えられるケースです。 そういったアクシデントを避けるためにも、広告の挿入されない有料プラットフォームを選ぶというのは効果的です。
勝手に動画が削除されない
「勝手に」というと非常に乱暴な表現ではありますが、自分たちの意図しないところで動画が削除されてしまったり、非公開にされてしまったりというケースもございます。
そういったケースの多くはプラットフォームの利用規約に違反すると判断された場合なのですが、このプラットフォーム規約に違反しているかどうかというのが、やっかいなポイントです。
例えば動画公開当時は何ら問題のない内容だったとしても、その時々の情勢などでプラットフォーマーが規約を変更し、変更後に規約に引っかかってしまうというパターンは稀にあります。
もっというと、大手プラットフォーマーは規約違反かどうかをAIが自動で判別していたりしますので、規約違反じゃないのにAIのきまぐれでアウトと判定されてしまうケースもあります。
当然有料ライブ配信プラットフォームにも規約はありますが、多くの場合は利用前の契約時に内容の確認が行えるはずですし、事前に相談等をしておけば安心です。 お金を払って配信したコンテンツが、あとから規約違反だからと勝手に非公開にされるというケースもほとんどないといえるでしょう。 そういった点で有料ライブ配信プラットフォームはコンテンツの維持に対して安心感があります。
トラブル対応のスピード感
前述の例から、動画が非公開や削除といった場合をさらに深掘りして考えてみましょう。 突然自分たちの動画が非公開や削除となってしまったら、無料か有料に関係なく、まずはサポート窓口に相談すると思います。 しかしここでも無料プラットフォームでよくある困りごとが発生します。おおよその場合、こういった問い合わせへの回答には非常に時間がかかります。
これは大手無料プラットフォーマーが軒並み海外の企業だからということもあるのですが、日本法人への問い合わせでもなかなか回答が返ってこなかったり、返ってきたとしても、またしてもAIによる自動返答で問題が解決しない、なんてケースがよくあるパターンです。
一方で有料ライブ配信プラットフォームであればユーザーに対して担当者がついているケースがほとんどですので、対応はスムーズです。 弊社もクライアント様には必ず営業担当者がついておりますので、何かしらのトラブルの際にはほとんどの場合は問い合わせの翌日までに一時返答が行われますし、翌日には何かしらの原因分析の結果を回答しております。
少なくとも放置やAI自動返答ということはあり得ませんので、その点は明確に使いやすいポイントでしょう。
ユーザーから要望への個別対応、カスタマイズ性
当然ではありますが、無料ライブ配信プラットフォームはどのユーザーにもおおよそ決まった形で提供されます。
一方で有料ライブ配信プラットフォームの場合は、無料ライブ配信プラットフォームとの差別化として多くの企業が機能面の拡張や、クライアントごとに最適化したサービスの提案を行っているケースがほとんどです。
当然ユーザーによって使いたい機能は異なってきますので、この拡張性というのは重要な要素となります。
ユーザーが想定するサービス内容によっては、会員向けログイン機能やアンケート機能など、個別に要素を提案、検証していく必要性もございますので、そういったケースでは有料プラットフォームは力強いパートナーとなってくれるはずです。
利用料以外に手数料を取られない
昨今の配信プラットフォームには、ギフティング機能やサブスク型の収益獲得機能が用意されています。
これらの機能も簡単に導入でき、だれでも収益獲得に取り組めるのは非常に魅力的なメリットですが、一方でユーザーの支払額をそのまま受け取れるわけではないというデメリットも存在します。
一般的に無料プラットフォームでの収益分配率は50%以下と言われています。
さらに、エンドユーザーがキャリア決済やアプリ決済といった第三者法人を介しての決済方式を選択していた場合、決済機能側の企業へも収益が分配されますので、その場合はユーザーの支払い額の30%ほどしか残りません。
いわゆるストリーマーと呼ばれる個人配信者であれば、別の決済手段を用意する方が圧倒的に手間でしょうからそれでもいいですが、例えば企業として取り組むのであれば、会員型のサービスサイトを用意し、その中に独自プレイヤーを設置して配信をした方が、会員費を直接回収できますので、当然収益性は高くなります。
そういった会員型モデルを作るのであれば、有料ライブ配信プラットフォームでの事業展開は必須と言えることでしょう。
事業計画にあったプラットフォームの選択を
以上が、有料プラットフォームを利用するおおよそのメリットのご紹介でした。 もちろんそれ以外にもサービスごとに細かいメリットがございますので、有料プラットフォームを利用する際には、様々な事業者にお問い合わせをされることをお勧めいたします。
